当院・他院に限らず治療を中断されてしまう患者さんはいらっしゃいます。できるだけ短期間に治療を終了してさしあげたいのですが、特に根の治療や歯周病の治療においては、丁寧な診療を進めていくとどうしても治療に回数がかかってしまいます。これらの病気は治療を中断するとますます症状が悪化し、最後には抜歯を余儀なくされることも少なくありません。
私も歯科医師になる前は会社勤めをしており、「仕事」や「子育て」「学業・部活」に忙しい事情をよく理解しているつもりです。いなほ歯科クリニックでは、当院・他院を問わず、このように一度治療を中断された患者さんの再治療に積極的に対応しております。是非、ためらわずにご連絡ください。
仮歯や仮のフタのままでいると
患者さんの中には「仮歯」や「仮のフタ」が入ったことをきっかけに来院されなくなる方もいらっしゃいます。確かに仮歯は最初は白いので、金属に比べ見た目がよかったり、ある程度のかみ合わせができることから、通院が面倒になってしまうのは致し方ないことかもしれません。
しかし、「仮歯」や「仮のフタ」はあくまでも「仮」のものです。仮歯は通常プラスチックでできていますので、強い噛み合わせで割れてしまう可能性があります。また、後で正式なかぶせ物に取り替えるために通常よりも外しやすい接着剤で仮着けしており、内部に細菌が侵入しやすい状態になっています。また、仮のフタは治療の継続を前提に蓋をしているものですので、数ヶ月も持つものではありません。