
「CT」とはComputed Tomographyの略でコンピュータ断層撮影およびその装置のことです。病院でCT検査を受けた方も多いのではないでしょうか。その際検査着に着替えて、大きな機械に数分横になり、身体をタテヨコ輪切りにした画像をご覧になったことでしょう。
歯科用CTは断層撮影の原理は同じなのですが、医科用CTよりも高解像度なので歯や骨等を詳細にみることができます。また頭頸部の撮影に特化している為、装置は非常にコンパクトでご自身の服を着て座ったまま、十数秒で撮影が完了します。エックス線の照射範囲と方法もコーンビーム方式というもので、1回転の照射で済みます。これらのことからエックス線の被ばくは非常に少なく、医科用CTが1回当たり5-30mSv<放射線医学総合研究所(放医研)調査>に対して、当院の歯科用CTは1回当たり0.04mSvですので、125~750分の1という低被ばく量となります。